これからのがん治療

 

先日、テレビで池上彰さんが『がんゲノム治療』のお話をされていました。現在では、肺がん、乳がん、胃がん......というように、病院ではそれぞれ専門の科で治療を行っています。例えば同じ「肺がん」の患者さん3人に、1つの抗がん剤を使用しても効果のある人とない人がでてきます。それはそれぞれの患者さんがどの遺伝子が異常で肺がんになったのかひとりひとり気質が違うからだそうです。その場合は、そのひとに合う抗がん剤が見つかるまで一つ一つ試していくことになります。その際、身体に与えるリスクはとても大きいです。

ところが最近、遺伝子検査でどの染色体が異常になっているのかを調べられるようになり、そのことによって乳がんでも肺がんでも、同じ染色体の異常が原因となれば同じ抗がん剤で治療ができるようになってきたそうです。原因がわかれば、表面上に現れる様々な症状をまとめて治療できるというお話でした。すでに日本でも試験的にですが少しずつ治療が行われ始めているようです。とても画期的だと思いました。

 

このニュースをみていて、私はすこし「しんそう療方と似ているな」と感じました。肩こりや腰痛、不妊症や不眠症、耳鳴り、顎関節症など.....患者さんはそれぞれ表に出ている症状をみて、整形外科、産婦人科、心療内科、耳鼻科、口腔外科.....それぞれの専門病院へ行きます。ですが、しんそう療方の施術を受けてお身体がまっすぐに立てるようになると自然と複数の症状が一気に消えていきます。モグラたたきではありませんが、症状ばかりに意識を向けるより、根本的な原因を考えていくほうが改善がはやいと感じます。これまでは『木を見て森を見ず』部位だけをみる西洋医学が、これからは人間のからだ全体をみる東洋医学の考え方も加わってさらに進んでいくことを願います。